野洲市プラットフォーム構想2.0
~県政から行動 野洲を進める~
野洲市内において、ヨシ群落の再生、エリ漁、ゆりかご水田の取り組み、ビワマスを戻す活動、河川や琵琶湖の清掃活動、里山保全活動、ゴミの資源化プロジェクト、ゴミの減量プロジェクトなど様々な取り組みが展開されています。これら一つ一つの取り組みは、地域内外の人の交流や、子どもや高齢者など世代を越えた交流、学術的な交流を生み出すとともに、滋賀県の地域資源である琵琶湖の環境の保全に繋がっています。
こうした地域の地道な取り組みが重なり、琵琶湖と共生してきた滋賀県の農林水産業である「琵琶湖システム」が、令和4年7月に世界農業遺産に認定されました。
この世界農業遺産を活用し、①琵琶湖の環境保全、②地域資源を生かした観光産業(人の交流)、③湖国の農林水産物のブランド化や力強い農林水産業づくり(滋賀ブランドの確立)を推進していきます。野洲という地域、琵琶湖を舞台とした多様な人の交流が、琵琶湖の環境保全と地域の賑わいを創り出すと確信しています。
国内外から多様な人に来訪してもらうための道路整備は必要です。野洲から大津まで一本の道でつなぐ大津湖南幹線、湖岸道路から市内をつなぐ県道菖蒲線、竜王インターや三井アウトレットパークへつながる野洲竜王線など、道路整備を推進します。アクセスしやすい道路の整備は新しい人の流れをつくり、賑わいを創出します。また、道路整備は受け皿になります。湖南4市と比較して市街化区域が少ない野洲市において道路の整備とともに市街化の拡大は、多様な人材の受け皿になりえます。
野洲市に県立高等専門学校の設置が決定しました。滋賀県の次世代の産業や地球規模の課題に挑んでいく人材を育成していきます。子どもの数が減少しているからこそ、教育の充実による可能性の伸長が、私たちの未来の希望です。野洲から希望の芽を作っていきます。また、異文化交流、スポーツ、趣味を通じて、子どもから高齢者まで交流できる場をつくります。特に、2025年に滋賀県で国民スポーツ大会、全国障害者スポーツ大会が開催されることを契機に、老若男女、障がいの有無に関わらず、すべての県民のスポーツを通した健康の増進、維持を推進します。人生100年時代に元気に長く生きられる、健康寿命を誰もが手に入れることができる・・・・そんな地域を実現したいです。高等専門学校の設置、国スポ・障スポの開催など、大きな事業は多様な人材が野洲を訪れ、地域も人も活性化させます。